Webサイトは営業を自動化する
Webサイトの3つのメリット
今回は、Webサイトを効果的に運営していくことで得られる3つのメリットについて紹介します。
ただ、ここで留意していただきたいのは、ネットは費用がかからず儲かるというのは全くの幻想だということです。
今まで述べてきたように、ネットは会社にとって一つの事業として位置づけ、他の部門と同じようにそれなりの人員や資本を投下していくことが必要です。
Webの担当者自身でホームページの作成ができる、デザインの知識なども、あればそれに越したことはありませんが、それさえも必須事項ではなく、重要なのは営業戦略です。
ネット特有のものとして、アクセスから得られる顧客の導線を分析して改善したり、広告戦略や効果測定を行ったりということもありますが、これも営業日報、月報などと同列のもので、一旦習得してしまえば、さほど難しいものではありません。
1.安定的なリード獲得
基本的なSEO対策、広告などを行い、導入担当者の知りたい専門的な情報を提供していくことで、アクセスは必ず増加していきます。
アクセスの増加に伴い、問い合わせや資料請求なども比例して増えていきます。一般的にはホームページを訪れた人の約1%が問い合わせなどのアクションを起こします。逆に言うと、1%を下回るようであれば、導線やコンテンツの見直しを行う必要があります。
ネットからの問い合わせの場合、導入担当者が情報を求めている状態から始めることができるという点と、担当者が同じ説明を何回も繰り返す必要がなく、毎月安定的にリードを獲得することが可能になる点が大きなメリットとしてあげられます。
2.営業マンのスキルに依存しない
優秀な営業マンを確保することは企業にとっての生命線と言ってよいものです。
しかし多くの中小企業では、社長が営業を行っていたり、営業部門があるところでも人員の確保や新人の教育などにも時間がかかります。
第一回の冒頭で、企業の導入担当者の半数以上がネットで情報収集を行っていることについて触れましたが、ホームページの中に導入担当者に必要な情報が揃っていることは、優秀な営業マンに説明を受けている状態と同様の効果をもたらします。
しっかりとしたコンテンツを作ることで、営業マンのスキルに依存しない営業が可能になります。
3.顧客獲得コストの削減
前回、テレアポでリードを獲得すための費用は1件あたり2万5千円というお話をしました。飛び込みなどではそれ以上のコストがかかります。
Webの運営も冒頭に書いたように担当者を置き、継続してコンテンツを追加していくことや広告の運用も肝要ですので、それなりの人員やコストがかかりますが、安定的なリード獲得ができる状態になると、顧客の獲得コストは非常に低くなり、費用対効果は向上していきます。